カナダ、ワクチン接種完了者の入国前検査廃止 4月から
カナダ政府は、4月1日以降、ワクチン接種完了者に対する入国前検査を撤廃する旨を公表しました。
概要
・2022年4月1日午前0時1分 (EDT 東部標準時間)より、ワクチン接種を完了(注:ブースター接種は含まない)した旅行者が、空路、陸路及び海路でカナダに入国する際に、入国前の新型コロナウイルス検査の結果の提出が不要になる。
・すべての国からカナダに到着する渡航者のうち、ワクチン接種完了者であると認められた者は、ランダムに選ばれた場合、到着時に新型コロナウイルスの分子検査を受ける義務があるが、検査結果を待つ間の隔離の必要はない。
・現在カナダへの渡航が許可されている、ワクチン接種未完了の渡航者については、入国前検査の要件に変更はない。特に免除されない限り、ワクチン接種を完了していない5歳以上のすべての旅行者は、引き続き、認められた種類の入国前の新型コロナウイルス検査の証明書を提出する必要がある。
デュクロ保健相は「高いワクチン接種率と公衆衛生対策の順守で、オミクロン型のピークを乗り越えた」とオンラインで記者団に明らかにした。
現在はカナダへの入国者はワクチン接種の有無にかかわらず、入国前24時間以内に受けた抗原検査または、72時間以内のPCR検査で陰性証明を取得する必要がある。
4月以降の入国者は、入国の14日前までにワクチンの接種を完了していれば検査結果の提出は不要になる。
ファイザーかモデルナ製なら2回、ジョンソン・エンド・ジョンソン製なら1回接種が要件で、追加のブースター接種の有無は問われない。
未接種者と接種を完了していない旅行者は、到着時と8日後のPCR検査、14日間の隔離が必要となる。
すべての旅行者は「ArriveCAN」と呼ばれるカナダ政府の公式アプリまたはウェブサイトでワクチン接種などの情報を事前に申告をする必要がある。
接種完了済みでもランダムな検査の対象に選ばれた場合は到着時に検査を受けるが、結果が出るまでの隔離は不要だ。
【参考 公衆衛生庁プレスリリース】